【作り方】オンラインサロンを始める時に読むレシピ(決済サービス編)

コミュニティの記事

今回はオンラインサロン初心者やこれから始める人に向けて、コミュニティの定義から決済サービス/顧客管理のやり方まで丁寧に解説をしていきます。

コミュニティの意味とは

コミュニティの定義が曖昧でわかりづらいという声をよく聴きますので、辞書サイトから引用してみました。

  • Goo辞書:居住地域を同じくし、利害をともにする共同社会。町村・都市・地方など、生産・自治・風俗・習慣などで深い結びつきをもつ共同体。地域社会。
  • コトバンク:ネットワーク上における情報交換を目的とした団体、または情報交換を目的としたネットワークそのもののこと。
  • 三省堂大辞林第三版:人々が共同体意識を持って共同生活を営む一定の地域,およびその人々の集団。地域社会。共同体。 転じて、インターネット上で、共通の関心をもちメッセージのやり取りを行う人々の集まり。
  • Wikkipedia:英語で、「共同体」を意味する語に由来。同じ地域に居住して利害を共にし、政治・経済・風俗などにおいて深く結びついている人々の集まり(社会)のこと(地域共同体)。日本語では「地域共同体」が「地域社会」をも意味し得たため、転じて国際的な連帯やインターネット上の集まりなども「共同体」あるいは「コミュニティ」と呼ばれるここで辞書に出てくる共

書き方はさまざまですが、これらからキーワードを抜きだすと「地域」「共同体」「結びつき」「集まり」という言葉になりそうです。

かつて、アメリカの社会学者R.M.マッキーバーは、1917 年に発表した著書「Community」の中で、コミュニティを「一定の地域において営まれる共同生活」と定義しています。そして、一定の地域に共生することによって、社会的類似性や共通の社会的思考や慣習、帰属感情などの社会的特徴が示される、と説いています。マッキバーさんによるコミュニティは、特定の目的や利害関心によって組織されたものではなく、そうした社会組織を包含した一定の地域に広がりをもった包括的な地域社会ということなんですね。

オンラインサロンの定義とは

最近何かと話題の「オンラインサロン」ですが、これコミュニティと呼ばれています。ですが、先ほどのマッキバーさんの意見を借りると、少しニュアンスが違うようにも受け取れます。少し深堀りしてみます。

マッキバーさんは「コミュニティ」と「社会集団」の2つの型があることを言っており、コミュニティは”一定の地域に広がりをもった地域社会”を意味するのに対し、社会集団(アソシエーション)は”それを基盤として、その上に個々の人間の共通関心に従って人為的、計画的に形成される結びつき”と表現されています。

ですので、オンラインサロンは「オンラインという場所を基盤として、人間の共通関心に従って計画的に作られた結びつき」と言えるわけです。なので、巷のオンラインサロンはコミュニティというよりは、アソシエーション型で作られているものがほとんどです。

これを踏まえると、これからオンラインサロンを作る方は次のことを参考にしていただけると良いと思います。

  • 無料オンラインサロン=コミュニティ型(=居場所としての空間)
  • 有料オンラインサロン=アソシエーション型(=消費者の共通関心をもとにつくる空間)

オンラインサロンを始める時に知っておきたいこと

初心者がオンラインサロンを始める時に迷ってしまうのは、プラットフォーム選びです。大手プラットフォーマーは、DMMオンラインサロンと、CAMPFIREコミュニティの2つがありますが、これ以外にもオンラインサロンの作り方はありまして、この章ではサロンを開設する前に知っておきたいプラットフォーマーの種類と、決済サービスの情報を紹介していきます。

オンラインサロンの初心者が勘違いしていること

プラットフォーマーを使わないとオンラインサロンが始められないと思っている人が多いのですが、それは誤解です。オンラインサロンはプラットフォーマーを使わなくても作ることができます。プラットフォーマーを活用するときは、メリットとデメリットをあらかじめ理解しておく必要があります。

<メリット>

  • プラットフォーマーの社員さんが起ち上げのサポートをしてくれる
  • プラットフォーマーが用意した決済機能と顧客管理機能を使える
  • プラットフォーマーのサイトにはたくさんのサロンが掲載されているので、“ついで入会”が期待できる(←ただし、実際はほぼない)

<デメリット>

  • プラットフォーマーの手数料がとにかく高い
  • 申請や更新時にプラットフォーマーの承認が必要
  • 突然の倒産や規約変更はプラットフォーマーに委ねられているため、コミュニティの運営にリスクがある

この比較をする限り、オンラインサロンやコミュニティの運営に慣れている人であれば、メリット<デメリットを強く感じる内容です。コミュニティを開設してしまうと変更が難いため、予め慎重な検討をオススメします。

オンラインサロンのプラットフォーマーを紹介

この章ではオンラインサロンのプラットフォーマーの紹介していきます。それぞれ特徴が異なるので、プラットフォーマーのサービスを使う場合は、彼らのもつ強みとフィットするサービスを使用するのがポイントです。

<プラットフォーマーの紹介>

  • DMMオンラインサロン
  • CAMPFIREコミュニティ
  • OSIRO
  • BASE/STORES

DMMオンラインサロン

日本一のオンラインサロンプラットフォーマーで、約700のオンラインサロンが登録されていると言われています。手数料が25%で業界最高値ですが、その分機能の豊富さがウリです。主な開設者:堀江貴文さん(堀江貴文イノベーション大学)

CAMPFIREコミュニティ

1つのアカウントでクラウドファンディングもオンラインサロンも作れるのが特徴。顧客管理機能に物足りなさを感じがるが、手数料は10%です。主な開設者:箕輪厚介さん(箕輪編集室)

※DMMオンラインサロンとCAMPFIREコミュニティを比較しました(こちら)

OSIRO

専用のオンラインサロンツールを使うためSNSを使わずにサロン運営ができ、独自ドメイン独自デザインが可能です。アーティストに寄り添ったオンラインサロンが強み。手数料は20%(オプション有り/一部問合せ要)です。主な開設者:佐渡島庸平さん(コルクラボ)

BASE/STORES.jp

ネットショップサイトの月額決済を使うことで、オンラインサロンの集金を行うやり方です。手数料は、BASEが6.6%+40円(手数料及びシステム利用料含む)、STORESはプランによって異なりますが、3.6~5%で先ほどの3つよりも安価なのが特徴です(スタンダードプランは手数料は3.6%ですが、別途月額1980円のコストがかかります)。ですが、顧客管理の機能はオンラインサロン用に作られていないため、サロン運営の効率性は見劣りします。

自前でオンラインサロンを開設する方法

先ほどまではプラットフォームについて解説をしましたが、この章ではプラットフォーマーを使わずにオンラインサロンを起ち上げ、運営する方法をお伝えします。

オンラインサロンを運営するときの注意点として、絶対に押さえておきたいのは「自動決済」と「顧客管理」です。大手プラットフォームを使えば自動決済も顧客管理もパッケージになっていますが、自前でやる場合はこの設定が必要になります。特に顧客管理は、人数が増えるほど顧客管理の手間が増えますので、はじめから効率的なやり方を考えておく必要があります。

オンラインサロンにおすすめの自動決済サービス

Google検索で調べると無数の決済サービスがヒットして目移りしますが、オンラインサロンでオススメしたいのは次の2つです。この2社はオンラインサロン界隈での使用実績もユーザーもいますので、余計なものに目を向けずこの2社のどちらかを採用する感じでいいと考えます。

  • Paypal
  • Stripe

Paypal

Paypalの強みは何と言ってもネームバリューです。Paypalはアメリカの電子決済会社Paypal社が提供するオンライン決済サービスで、1998年に設立されました。2018年12月時点で、200を超える国や地域で使われており、利用者は2億5000万人以上と言われています。

Paypalはセキュリティの評判が高く、すべての取引を2,000人以上の「不正対策専門チーム」で365日24時間監視する管理体制を構築しています。また、VeriSign(ベリサイン)による最高のセキュリティが保障されたオンライン環境で支払先にクレジットカード番号を教えることなく、安全かつ迅速にクレジットカードからの支払ができる特徴があります。

手数料は、3.6%+40円(但し、売上により利率は変動制)でプラットフォームを使うよりも圧倒的に安価で済みます。

Stripe

Paypalに次いでお勧めなのがStripeです。Stripeはカリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くStripe社が提供する決済サービスです。イーロン・マスクが出資したことでも有名になったサービスです。世界120か国以上、数百万社におよぶ企業がStripeを導入してビジネスを成長させています。日本では2016年10月からサービスの提供を開始しました。

導入の手軽さと手数料の低さがウリ要素です。日本でも、SmartHR社やSPACEMARKET社などベンチャー企業や中小ECサイト運営企業が導入しています。

手数料は、3.6%でPaypal同様にプラットフォーマーに対して圧倒的なコスパを実現できます。

運営面で大切な顧客管理機能

顧客の入会、退会、支払エラー。さらには、お支払い通知の発行やSNSへの招待など、オンラインサロンは想像以上に顧客管理が大変になります。有名サロンでも、1カ月で10~20%の人員が出入りするケースもありまして、数にして100人規模の顧客マネージメントが発生します。その入退会処理やクレジットカード決済の確認などをしていると軽く半日~1日は費やしてしまいます。ですので、少しでも簡便な顧客管理ができるシステムに頼る必要があります。

ところが、決済サービスには顧客管理機能が付いていないため、こちらは自前で用意する必要があります。但し、今まで優れた顧客管理システムが存在していないという問題がありました。

オンラインサロン専用の顧客管理システムを開発中です

オンラインサロンの運用は、『決済サービスで課金をしてSNSを使って運用する』ことになります。ここに2つの課題があるわけですが、大手プラットフォーマーはこの両方ともサービスとして提供しているのですが、自前で行う場合は「決済サービス」と「顧客管理システム」の2つを自らセットする必要があります(※顧客管理システムは、使わなくても大丈夫なのですが、ものすごく手間がかかるので、顧客管理システムを使った方がいいですよ。というオススメの意味も込めて書いています)

これは私自身が経験した悩みだったのですが、クライアントから「プラットフォーマーは手数料が高いので自前でやりたいのだが、顧客管理はどうしたらいいか?作業の負担を軽くする方法はないか?」と問われ続けてきました。

ですが、あまり良いものが見当たらなかったので、クライアントにはそれならということで大手プラットフォーマーを紹介していました。ですが、一般の方にはコスパが十分ではないと思っていましたし、企業や地域がコミュニティをはじめるには適さないとも思っていましたし、昨今のコロナの影響を踏まえるともっと簡単にコミュニティを楽しめる社会を創りたいと思うようにもなりまして、今年3月から顧客管理システムの開発をはじめました。

これまでリアルやアナログを中心にビジネスをしてきた方でも、ITが苦手な方でも「簡単にオンラインサロンがつくれる」「簡単にオンラインサロンの運営ができる」をコンセプトにして開発をしています。システムはオンラインサロン専用に開発しているため機能を絞り使いやすさにこだわっています。

もちろん、初期設定はこちらでサポートをしますし、手数料も業界最安レベルです。

具体的なところはまた後日紹介をさせて頂きますが、希望者にはβ版のご利用を勧めていますので、お気軽に問い合わせください。

まとめ

  • オンラインサロンには、価格に応じてコミュニティ型とアソシエーション型がある
  • 大手プラットフォーマーを使わなくてもオンラインサロンをはじめられる
  • 大手プラットフォーマーのメリット、デメリットを把握しておく
  • 自前でやる場合は「決済サービス」と「顧客管理システム」をセットする必要あり

最後までお読みいただきありがとうございました。

ボリュームが多すぎて割愛してしまったところもありましたので、よくわからないところがありましたらお気軽にお問合せください。