【Zoom&Facebookで24時間テレビを企画】失敗しないストリーミング配信のやり方

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8月29日(土)PM19:00~翌日PM19:00まで、僕が運営にJoinしているオンラインサロン「小寺メディア戦略室」で24時間テレビを放送しました。

僕はこの番組の総合演出プロデューサーとして進行から、配役、使用システムなどを決めていったわけですが、どのようにして「24時間テレビ」ができたのか?について、貴重な裏側について今回は記事化していこうと思います。

配信番組の企画のやり方!コンテンツは「バトンつなぎリレー方式」を採用

今回の企画は、小寺メディア戦略室(以下、KMS)で発売した電子書籍の販促・プロモーションを目的にしたイベントでした。8月7日に、24時間テレビをやることが決まってから、実質3週間で番組を放送しました。

どうすればこれだけ短時間で番組配信ができるのか…

もちろん、配信に詳しい人間がいることが前提になりますが、もう1つのポイントは、今回は各番組を『番組リーダー制』にしまして、「1人90分の持ち時間をそれぞれの番組を自分で企画して、ディレクションして、番組をつくる。それをリレー形式でつなぐ」というものにしました。

こういう場合、テレビのようにコンプラを気にしてアレはダメ、コレもダメと言ってしまうと、企画も出ないし、番組がつまらなくなってしまうので、今回は「基本、なんでも有り」にしました。

【メンバーがプロデュース】とんがったチャンネルの一部をご紹介!

どの番組もかな〜り尖っていましたが、

例えば、「見釣実況中継」

見釣(みづり)とは、シュノーケルを装着して水の中を見ながら魚釣りをするというものです。この番組は、はんだあゆみさんが企画して、川に子どもたちを集めて見釣の実況中継を行いました。

他にも、
「港区女子vs港区おじさんの激辛討論会」

こちらは岩崎りょうさんの企画で、港区女子の本音の恋愛観や結婚観が視聴者を唸らせました。

更に、真夜中には「世界最高のマンガを決める」という番組も配信。

マンガ喫茶から数々のマンガを紹介。栄えある1位に輝いたのは、かつて少年ジャンプを賑わせたあのマンガでした。

そして僕は、現役ゴリゴリの有名アナウンサー石田一洋さんと、一流のお笑い芸人である桑山元さんをお呼びして「大人の夜遊び真夜中のゲーム対決」を配信しました。様々なゲームを繰り広げ、最後は人狼ゲームで閉めるというもの。夜中AM0:00~1:30の配信時間でしたが、たくさんの方に視聴して頂きました。

最終的に、こちらの番組表で配信をしました。

モノが余る時代は「有りモノ」と「有りモノ」を掛け合わせて新しい価値を創る時代。つまり、編集力が大切!

KMSは「編集力をウリにしているコミュニティ」です。編集とは、つまり「一定の志向性をもって情報を収集,整理,構成し,一定の形態にまとめあげる過程、またその行動や技術(コトバンクより)」を言います。

このスキルが身につくといつでも「おもしろいコンテンツ」が作れるようになるわけですが、今回の24時間テレビの1つの見どころは、「普段は情報発信をしないメンバーも”番組リーダー”として番組作りに挑戦」したこと。そのようなメンバーでも、「今回が初めての番組づくり?」と思うほど、高いコンテンツを配信していました。

こちらは、これが初めての配信とは思えないほどクオリティの高い番組でした。

これは僕の意見ですが、「人の成長は”環境”が握っている」と思っていまして、KMSに参加していたことで、おもしろいコンテンツを作るための「当たり前の基準」が上がっていたのだと思います。

特に何をするわけでもなく気づかぬうちに自身の編集力が高まっているのです。自分の「モノサシ」をアップデートし続ける大切さを改めて感じました。

前置きが長くなりました、ここから「どのようにして24時間テレビが成功したか?」について解説していきます。

Zoomイベントの開始前に行うべき準備とは?

今回の24時間テレビは、アイデアから番組配信までの期間が21日間しかありませんでしたので、全体の流れを3分割して進めました。

  • 1つ目は、配信の仕組みづくりと、配役の決定
  • 2つ目は、各自企画のアイデア出し
  • 3つ目は、企画FIX

僕は総合プロデューサーとして、「番組の進行と、配信の仕組みづくり、配役決定」を1日でも早く固めるべく動きました。

さて、その中のポイントは以下に書いていきますね。

Googleスプレッドシートで情報を共有する!

今回は情報共有ツールとして、Googleスプレッドシートを採用しました。今の時代は誰もがGoogleアカウントを持っていますので、これが一番便利だから。

Excelも使い勝手がいいのですが、MACユーザーはMicrosoftが提供する「Office365」を契約していない方も多いので、GoogleスプレッドシートがBestと判断しました。

Googleスプレッドシートのリンクを共有し、そこに各自が決定事項を打ちこんでいくスタイルです。

忙しいメンバーとのコミュニケーションをとる方法とは?

どのメンバーも本業があってのコミュニティ参加ですので、16人が一斉に揃うのは無理。さらに、何度もMTGをやることも不可。ですから、この21日間でMTGができたのはたったの1回。しかも、参加率は40%。面と向かって会話ができなかったので、仕方なくテキスト(メッセージのやりとり)でカバーしました。

至るところでやりづらさがあったかと思いますが、現状ではこのやり方がBetter。テキストの未読もほぼなく、みんなが協力的だったおかげで、早々に99%の進行と役割がFIXできたのが大きかったです。進行と役割をスッと受け入れてくれたみんなに感謝。

Zoomのホスト役は重厚体制にする!メインホスト、サブホストを設定しておく

オンライン配信の弱点である「突然ネットが落ちる。」「突然パソコンが固まる。」というリスクを考えて、配役を決める必要があります。そこで今回の配信は、メインホスト・サブホストという2名体制で役割を持ちました。

メインホストは常時、スタンバイ。サブホストは、メインホストに障害が発生した場合の交換相手として準備。このかたちで24時間を走りました。

今回は無事にメインホストがトラブルに陥ることなく完走できましたが、この2名体制での運営は必須だと思っています。ちなみに、今回はとある時間帯によっては3名体制で準備をしていたほど。

配信ツールはあなたのコミュニティが一番やりやすい形を採用する

KMSはFacebookと親和性が高いため、今回は「ZoomからFacebookの公式ページにストリーミング配信をする」かたちを採用しました。
※Facebookページへのストリーミング配信のやり方はこちらの記事を参照ください

話題のStreamYardからの配信も考えたのですが、使い慣れていないメンバーが多いことと、各番組の演者数が読めないところがあったので今回はZoomにしました。

もし時間に余裕があれば、きちんとツールの操作方法から説明をはじめて、「StreamYardからのYoutube&Facebookページへのダブル配信がBest」だったと思います。次回やるときは、こちらの型でやりたいと思っています。

Zoomで開催するオンラインイベントの準備について

コロナ禍でオンライン配信が市民権を得て、いろいろなところでライブ配信が行われるようになりましたが、ちょいちょい配信トラブルが起こっています。そこで配信トラブルを極力減らすための「パソコンの負担を減らす方法」をここで紹介します。

ホストはローテーション制を採用する

ホストをローテーションするのは基本です。パソコンのスペックは365日24時間稼働できるように保証されていません。そこで可能な限り、パソコンに負担を掛けない運営が大切になります。そのためには、ホストのローテーションはオススメです。

1時間置きにローテーションをすると、それはそれで通信エラーが生じたり、ボタンを押し間違えて電源を切ってしまう(←本当にこういうのはよくある)こともあるのでご注意を。

ノートパソコンやデスクトップで利用されているHDDは、1日8時間週5日の利用を想定した設計になっている商品が多いため、1回あたり4~5時間×2回までを目安にローテーションを設計するのが良いと思います。

参考:某メーカー(1)の取り扱い説明書

  • 本製品は、24時間以上の連続使用を前提とした設計にはなっておりません。注意してください。故障や安全の観点からご注意ください。
  • 液晶ディスプレイを閉じた状態で使用しないでください。内部温度が高くなり、故障、発熱の原因となります。
  • 通風孔(排熱孔)のお手入れ
  • 通風孔(排熱孔)にたまったほこりなどは定期的に取り除いてください。通風孔(排熱孔)がほこりなどにより目詰まりすると、本体内の空気の流れが悪くなり、本製品の故障や機能低下の原因となることがあります

参考:某メーカー(2)の取り扱い説明書

  • 定期的にほこりなどを取り除いてください。ファンにほこりが詰まっていると、放熱が妨げられ、故障の原因となります。
  • 液晶ディスプレイを閉じてもスリープや休止状態にしない設定の場合は、電源が入っているときにパソコン本体の液晶ディスプレイを閉じないでください。パソコン本体の放熱が妨げられ、故障の原因となることがあります。
  • パソコン本体は昼夜連続動作(24 時間動作)を目的に設計されていません。ご使用にならないときは電源を切ってください。

パソコンをリフレッシュするために電源をオフにする

大切なイベントやミーティングの前には、「電源をオフにしてPCをリフレッシュ」しておきます。具体的な解説は割愛しますが、「パソコンの電源をオフにして数時間のリフレッシュをさせると不調が消える」という声がたくさんあります。

ですから、今回僕は、「ホスト役を務める前」「務めた後」は必ずパソコンの電源をオフにしていました。

そして、ここで覚えておいてほしいことがありまして、Windowsパソコンには2種類のシャットダウンがあります。
※詳しくはこちらの記事を読んで頂きたいのですが、「完全に電源をオフにする」ことが大切 ←通常のシャットダウンでは電源が切れていない!

インターネットの通信状態をチェックする

オンラインでのミーティングやイベントに参加する場合は、参加前に必ず通信状態をチェックしましょう。

僕の場合はこの2つを使って速度測定をしています。

出先!ロケ先!普段と異なる場所から参加する場合の注意点とは

 

例えば、スケジュールの都合上、ホテルなどから配信をせざる負えない場合は、先ほど紹介したツールを使って速度測定をします。

その上で僕の判断基準は、最低でも50Mbpsはほしいと思っています。過去には20Mbpsで100人イベントを運営したこともありましたが(←今思うとハラハラです)、20Mbpsだといつ画面が固まるか分からないレベルです。少なくとも、50Mbps。できることなら、100Mbpsの速度があれば安心です。

パソコンが不調!そんな時はデバイスを2つ準備する

だいたいわかるわけですよ。いつも通信状態が悪い方。こんな方はぜひパソコンの更新や、パソコンの2台持ちをオススメします。パソコンは高額なのでなかなか勇気のいる買い物になりますが、僕は通信デバイス(パソコン含む)を買うことは、夢を買う行為だと思っています。

通信デバイスが弱いとオンラインで戦えませんから、ぜひともデバイスの更新又は、2台持ちをオススメします。

今回、24時間テレビに参加されたKMS石井さんは、充電ミスで配信中に1台目のパソコンが潰れてしまい、すぐに2台目切り替えたおかげで大きな問題に至らずにすみました。こういう準備が本当に大切です。

Zoom!Youtube!Facebook!配信ツールの特徴を知っておくべし

さて、今回はZoomから配信をしましたので、当然ではありますが「Zoomマスター」にならないと高いレベルでの配信はできません。加えて、ストリーミングでの配信先の特徴も十分に知る必要があります。

Facebookストリーミング配信は8時間まで

今回の24時間テレビではFacebookページにストリーミング配信をしましたが、Facebookのスペックってどうなんだろう?ということで調べた結果がこちら。

  • デバイス=8時間
  • モバイル=4時間

という接続条件でした。とはいえ、ノートパソコンはどちらに該当するのか?という若干の不安をかかえつつ。一般的にはノートパソコンはモバイルに含まれます。が、いろいろ調べてみると、Facebookではデバイスに含まれるっぽい。

残念ながらFacebookには「問合せ先」がないので、少し不安でもあったのでどちらに触れても大丈夫なように備えました。結果的に、ノートパソコンは8時間OKでしたので、読者の皆様も覚えておいてくださいね。

オンライン配信のあらゆるトラブルを想定し万全を期す

僕はオンライン配信のプロとして、常々「準備が大事」と言い続けています。もちろん、リアルな場でも準備は大切なのですが、オンライン配信の場合はそれ以上に準備が大事。

オンライン配信中はどんな通信障害やトラブルが起こるか分かりませんから、僕たちが「24時間テレビを成功させました」と言い張るために、次の定義を設けました。

インターネット接続がオチても慌てない

「もし、パソコンがオチてしまっても、固まってしまっても、ストリーミング配信が切れても、Zoomだけは24時間接続し続けよう。」ということ。そのために、各番組リーダーは自身でできる最善の対応(先ほどの石井さんの例のように)、そしてメインホスト・サブホストの2名(時間帯によっては3名)体制で運営をしました。

結果的には、Zoomの接続時間が24時間27分

夜中の苦しい時間帯も起きているメンバーがコメントやメッセージで番組リーダーを励まして、みんなでバトンを繋いだ最高の24時間リレーになりました。

番組運営のルールを徹底!小さいけど大事なところを共有

今回は、Zoomの1つのアカウントを繋ぎっぱなしにして、そこに番組リーダーが出入りする仕組みで運営しました。そして、それぞれの番組リーダーがが企画を持っているため、前後の番組の邪魔をしないように注意をするように喚起して運営をしました。

そこで小さなお約束を用意していました。

Zoomの「待機室を有効化」にして番組が終わったら入室を許可する

リレーをスムーズに行うために、カメラOFFで5分前入室をルール化しました。その上で、画面上に映らないように「待機室を有効化」して、待機室で準備。前の番組が終わったらホストが入室をさせるという設計にしました。

これはアナログな処理なので、思わず、番組リーダー自身が慌ててボタンを押して入室させてしまうという自爆も数回ありましたが、全体的には満足のできる引継ぎができたと思います。

番組担当者は各自番組を録画して二次利用する

特に深夜帯などは視聴者の数も限られてしまうため、レコーディングができる権利を付与し、必要に応じて番組リーダーが録画ができるようにしました。

この動画を2次利用してもらえたら折角の番組が無駄にはなりませんので、こういう工夫も大切だと思います。

感動のフィナーレはサプライズ!メンバーにも内緒

2画面目のみなさまごめんなさいm(__)m

総合演出をした僕としては、やっぱり名曲「サライ」で閉めたいなという想いがありまして、みんなには言いませんでしたが、エンディングでサライを流しました。

画面に向かってみんなが左右に揺れながら、「今後の抱負」を語っていくというサプライズ企画。これまでは24時間テレビを観る側だったのでサライに対してそこまで感動したことはありませんでしたが、自分たちが番組をつくる側になると、もうサライは最高です!泣けます!

24時間テレビをつくる際は、エンディングでサライを流しましょう。

ということで、端折った部分もありますが、準備や運営面についてざっくりと伝えてみました。こんなかたちで24時間テレビを配信いたしました。

自分のコミュニティや仲間内でも24時間テレビをやってみたい!という方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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そして、こちらが小寺メディア戦略室から発売された電子書籍です!

おかげさまで、新着ランキング1位になりました(キャリア部門で堂々の1位)