【衝撃】世界幸福度ランキング2020!日本の順位と内発的動機付けの関係とは

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僕は会社に入社した時に社長になるのが目標で、その為に叱られても、怒鳴られても耐えて頑張って、最年少最速で昇進してきました。でも、昇進しても昇進ても世の中は全然良くならないし、僕の心も満足することはなかったのです。

2017年からコミュニティの運営をしたり、プロデュースをしたり、楽しい空間を創るたびに、「コミュニティではみんながイキイキしているのに、なんで会社ではみんなが楽しそうにしてないのだろう」というギャップに気がつきました。今回は、そのギャップについて記事を書いていきます。

子どもの目に見えている社会とは?サラリーマンの働き方に対する課題

僕は、「なんで会社は楽しい場所ではないのか?」を知るために、息子たちの目に大人の社会がどように映っているのか聞いてみました。

<登場人物=僕&兄9歳&弟5歳>
・僕「会社って何をするところか知ってる?」
・兄「会社は車をつくるところだよ~」
※僕が自動車メーカー出身なのでそういうイメージがあるようです

すると、次男が会話に混ざってきて

弟「ねぇ、車にいろんな色を塗ってもいいの?」
・僕「いいよ」
・弟「じゃあ、レインボーにするね。レインボーだったらめっちゃカッコいいでしょ!」
・僕「かっこいいね!」
・弟「みんなが喜ぶね!」

商品を企画する場合は、収益企画をするのでどうしても「売れる」「売れない」で検討してしまうもの。ですから、僕にはレインボーという発想がありませんでしたが、次男の言葉を聞いてレインボーの自動車があったら面白いな~と素直に思いました。創っている側があれやこれやと制約条件を付けて、楽しめていないのかもしれない…。と感じ、反省しました。

さて、大人はこの質問について何て答えるんだろう…と思い、新橋のサラリーマンをつかまえて聞いてみました。

<大人(男)42歳>
・僕「何歳ですか?」
・男「42歳です」
・僕「つかぬことをお聞きしますが、
あなたにとって会社は何をするところですか?」
・男「仕事をしてお金をもらうところ」

思わず「アー、それだ」と心の中で叫んでしまいました。

子どもと大人の発想の違い!子どもは楽しいことしかしない!

僕はこのインタビューを通じて、僕なりの答えにたどり着きました。

子供たちは会社を、「好きなものを創る場所」と考え、
大人たちは会社を、「お金をもらう場所」と考える。

これが僕なりの結論です。コミュニティに集まる人たちは「好きなことをしたい」というWant to精神、すなわち内面から湧き出てくる内発的動機付けを持っているからイキイキしているのですね。反対に、会社では内発的動機付けが足りず、外発的動機付けばかりのマネージメントになっているということです。

アウトーコロナは内発的動機付けが大切になります。内発的動機付けについてはこちらに記事に詳しくまとめているのでご覧くださいね。

子どもから学ぶ!内発的動機付けが大人に必要

内発的動機づけとは、楽しいからやりたい、成長したいから頑張る、好きなことだから何時間でも没頭してしまうといった人間の内側から出てくる動機づけを指します。(内発的動機付けを詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください)

うちの次男(5歳)が遊んでいる姿を見ていると、自分の内側からの要因によって動機づけをしているのを感じます。好奇心や探求心、自分がやりたいことだけをやっています。紙とペンが落ちていれば反射的に絵を描きだすし、目の前におもちゃが落ちていればキレイに並べてお店屋さんごっこが始まります。

反対に、大人たちは紙とペンが落ちていれば反射的に「片づけなきゃ」と思うし、目の前におもちゃが落ちていれば「片づけないなら捨てるよ」と頭ごなしに怒鳴って子供を脅したりします。

人生を豊かにするために「ポジティブキャッチ習慣」を作る

2005年にアメリカ国立科学財団が発表した記事によると、人間は1日に1.2~6万回の思考を行っているそうです。仮に6万回の思考をしている場合は、1秒に1回は何かを思考している計算です。そのうち約80%はネガティブなことを考えているそうです。時間にすると、約13時間もネガティブな思考で生きているわけです。(思考に関する詳しい記事はこちらをご覧くださいね)

先ほどの事例であげた、「片づけなきゃ」や「片づけないなら捨てるよ」という言葉はネガティブな思考から生まれたもので、「モノが落ちている」という事実に対して、ネガティブな思考を働かせている結果なのです。

ところが、子供たちはモノが落ちていれば、それをポジティブな思考で受け止めて、遊びの道具にするわけですね。1つの事実に対して、解釈は人の数だけありますが、ポジティブに受け止める努力をすればそのあとの結果が変わります。

アメリカ国立科学財団の発表では、人間が思考する80%はネガティブなことを考えていると言われていますが、うちの子供たちを見ていると80%はポジティブなことを考えているように見えます。その様子を見ると、「神ってる」と思えるし、子供たちから学ぶことがたくさんあるな~と思えるのです。思考の80%をポジティブにすることを目標に、”ポジティブキャッチ”する習慣を意識したいものです。

幸福度ランキング2020とは?日本は62位

今年3月20日の国際幸福デーに、2020年版の「世界幸福度報告書」が発行され、世界の幸福度ランキングが明らかになりました。首位は3年連続でフィンランド。日本は2018年が54位、2019年が58位、そして2020年は62位に後退しました。

世界幸福度ランキングとは、2012年に初めて発表され、以降毎年発表されています。世界各国で実施されている世論調査をもとに、各国国民の幸福度に関する主観的な意識を分析したものです。日本は2012年時点で44位という順位でしたが、着々と順位を下げて今年は62位でした。

人間の幸福度に最も影響を与えているのは、「遺伝的な要素」と言われています(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。幸福度のうち約50%が遺伝で決まると言われています。次いで、約40%が「日常生活の行動や生活習慣、考え方」が占めます。残り10%が「収入」「健康」「容姿」「職業」「学歴」「社会的地位」「結婚」「SNSのフォロワー」などの要因で決まるわけです。

幸せに影響を与える割合を簡単にまとめると、

  • 遺伝:50%
  • 日常生活:40%
  • 見栄:10%

なのです。

遺伝的な部分はどうにもならないのですが、残りの50%は変動する要素です。世界幸福度ランキングで日本の順位が下がっていることを踏まえると、「収入」「健康」「容姿」「職業」「学歴」「社会的地位」「結婚」「SNSのフォロワー」などを求める人が依然として多く、日常生活の行動や習慣、考え方が変化していない(=相対的には退化)ということを指しています。

実際、日本で評価が低い項目に「主観満足度」というものがあります。主観満足度とは、「人生評価において楽しいか、辛いかという主観質問」への回答です。

世界幸福度ランキング2020と、内発的動機付け&外発的動機付けとの関係とは

世界幸福度ランキング2020の結果を踏まえると、日本人は外発的動機づけの方が多く、内発的動機づけの方が少ないということを指摘されているわけです。

子供のころは、「日常生活>見栄」だったものが、年齢を重ねるにつれて「日常生活<見栄」に変わってくるのです。子供たちが成長し、やがてネガティブな思考にあふれている大人社会に飛びこむと、「ねばならない」「しなきゃ」の嵐に襲われて、ネガティブな感情が伝染しているのだと思います。これはコロナウィルスの感染よりも怖いことだと思います。

つまり、子供時代は「遺伝50%+日常生活40%=90%」というポジティブな公式が成り立ち、90%も幸せを感じることができていたものが、大人になるにつれて、収入、学歴、職業、社会的地位などを求めだし、「遺伝50%+見栄10%=60%」に変わってしまうです。

しかも、見栄10%を獲得するために、日常生活の行動を決めるようになり、自分が望んでいない生活習慣や行動を取ってしまっているのです。これが心の不調として現れたり、ストレスになったりするのですね。

まとめ:人間が幸せになる方法とは

これまで書いてきたことを下図にまとめました。この図の左側が「子供時代」を意味していて、右側が「大人時代」になります。オレンジはポジティブな生活や思考をイメージしていて、グリーンはネガティブな思考を意味しています。右側に行くほどグリーンが濃くなるデザインです。就職活動でやきもきする頃には、しっかりとグリーンゾーンに入っているわけです。

人間が幸せになるためには「好きなときに、好きな人と、好きなことをやる」ことを意識して、自分が持っている「内発的動機づけ」を発動させましょう。そのためには、無いものねだりしたりせずに、「足るを知る」という気持ちや、「今この瞬間を楽しむ」という気持ちが大切になります。

人間は過去と未来に縛られがちですが、今この瞬間を全力で楽しむことが大切だと思っています。簡単に言えば、「子供のように生きる」ことです。子供らしさは大切な「資産」です、

すごくシンプルだけど、すごく難しいことではありますが、幸せな人生のために、少しずつ意識していけたらよいと思います。


7月から、hintゼミという「幸せ視点の経営」を教える学校のラーニングファシリテーターに就任した。幸せ視点の会社、幸せ視点の地域、幸せ視点の人を創っていきたいと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。