【小さな芸能事務所必見】ファンクラブを始めた方がいい理由とは!ファンマーケティング理論で解説

ファンづくりの記事

先日、僕のブログを読んだ芸能事務所の方から「ファンクラブの仕組みを作りたいのですが、、、」と問い合わせをいただきました。

僕は、これからの時代はどの業界においても、「ファンとの共創」が大切な時代だと思っているので、『タレントのためにもファンクラブをお作りすることをオススメします』と伝えしました。今日は、僕がファンクラブの起ち上げを勧めた理由について書いていきます。

ファンになる人が売上を支えてくれる「ファンマーケティング」の時代

僕が尊敬する佐藤尚之さんの著書に「ファンベース」という書籍があります。書籍のタイトルでもあるファンベースとは、企業や商品が大切にしている『価値』を支持するファンを大切にし、中長期的に売上や価値を高めていくという考え方です。

ファンを大切にする理由は、日本の人口は2008年をピークに減少し、40年後には4000万人の減少が予想されています。人口が減少する社会では、新規顧客を増やすのは茨の道で、新規顧客の獲得コストが高くなり経営の足かせになります。ですので、ファンを大切にしてファンに支持してもらう戦略が大切なのです。

ファンが新たなファンを連れてくる「ファンマーケティング」の仕組みとは

10年前の僕たちは、ディナーをする時に「食○ログ」を使ってお店を検索していたはずです。しかし、情報が溢れすぎている現代では、検索をしてもどのお店がいいのか分からないという問題を抱えています。ところが、友人からのオススメや紹介であれば話は別です。

友人が臨場感あるトークで紹介してくれたお店に行かないわけにはいきません!友人のオススメだと、そのお店に行きたくなるものです。

その理由は、「価値観が近い」から。価値観が近いから友人になるわけであって、その価値観の近い友人のツボにはまるコンテンツは、自分のツボにもまる可能性が高いわけです。

このように僕たちは、無数にある情報から選択する手段として、友人の口コミを大切にするようになってきました。最近は、友人からの口コミや紹介でお店を選ぶ人が増えてます。

運営もマネージメントもお手軽!芸能事務所はファンクラブという名のオンラインサロンを持つ時代

従来のファンクラブは、Webサイトを作りこんだり、会報誌を制作して会員に送付をしたり、会員限定のイベントを設けたり、グッズを創ったり、会員の管理をしたり、これをファンクラブの運営側がすべてやっていました。かなりのマンパワーが必要ですし、大手芸能事務所でなければ手が出せなかった領域です。

ところが、最近ではオンラインサロン運営のような形をとれば、以前よりも簡単にファンクラブが作れるようになっています。マネージメントの負担を減らして、ファンクラブ運営を手軽にするためには最適なプラットフォームです。

しかも、双方向型のファンクラブがつくれるため、ファンベースの概念である「企業や商品が大切にしている『価値』を支持するファンを大切にし、中長期的に売上や価値を高めていく」ということができます。(オンラインサロンの作り方はこちらを参照くださいね)

タレントの場合は、中長期的にファンを増やしていくきっかけになりますし、ファンの応援をダイレクトに受け取ることができるため、やりがいという面においてもプラスの効果が期待できます。

例えば、吉本興業に所属されているタレントの西野亮廣さんや、中田敦彦さんは吉本興業とは別にご自身でオンラインサロンという名のファンクラブを運営されています。これからはタレントがカジュアルにファンとつながる仕組みづくりが大切になります。

マズローの欲求5段階説を簡単に丁寧に解説!タレントのメンタルを理解する

僕たち人間の欲求は、アブラハム・マズローが1943年に発表した論文「人間の動機づけに関する理論」によって5つの欲求が発表されました。これをマズローの欲求5段階説と呼びますね。

出典:Ferret「マズローの欲求5段階説」より

このマズローの欲求5段階説について、簡単に分かりやすく解説をします。

第1段階:生理的欲求

生理的欲求は、人間が生きていくための基本的・本能的な欲求です。極めて動物的な欲求でもありまして、簡単に言うと「食べたい」「飲みたい」「寝たい」ですね。「衣食住」の安定がこれに該当します。

ちなみに、異性との関係のうち、いわゆる性欲はこの第1段階に入りますが、「愛する人とつながりたい」「愛する人に認められたい」という欲求は、所属欲求や承認欲求に該当します。この欲求が満たさせれると、次の階層である「安全欲求」を求めるようになります。

第2段階:安全欲求

生理的欲求が満たされると、次に僕たちが求めるのは、「安全に生活をしたい」という欲求です。「経済的に安定したい」「安全安心な暮らしがしたい」「危機を回避したい」という欲求のことです。「台風や地震から身を守りたい」「健康でいたい」というような欲求も含まれます。

反対に、「暗い夜道を歩いてたら襲われてしまう」「いつも職場で上司に怒鳴られている」というような場合は、この欲求が満たされていないことになります。

第3段階:所属欲求

安全欲求が満たされると、次の階層である「所属欲求」を求めるようになります。自分が何らかのコミュニティ(会社、家庭、地域、サークルなど)に属していることを望む欲求です。他者とのつながりを求める欲求ともいえます。

この欲求が満たされないと、孤独を感じたり、不安を感じやすくなると言われています。「生理的欲求」「安全欲求」は外的に満たされたいという想いからくる欲求ですが、「所属欲求」以降の欲求は、内的な心の充足感を得たいという欲求になります。

近年は大学から都内に一人暮らしをしたり、在宅ワークで仲間に会えなかったり、「個の時代」と言われたりと所属欲求が満たされないケースが増えています。

第4段階:承認欲求

承認欲求は「認められたい」という欲求です。これは自分に認められたいという気持ち(自尊心)と、他者に認められたいという気持ちの両方があります

例えば、「仕事で成功して褒めてもらいたい」「尊敬されたい」「SNSのフォロワーから”いいね”をもらいたい」などの欲求が該当します。僕たちは誰もが「自分を必要とされたい」「他者に認められたい」という気持ちを持っています。

第5段階:自己実現欲求

僕たち人間の持つ欲求のうち、もっとも高位にあるものがこの「自己実現欲求」になります。これまでに解説した4つの欲求が満たされ、心が安定している状況で初めてでてくる欲求になります。

自分の能力を発揮して、それによって創造的な活動をしたいという欲求です。他者に何かを求めるというより、自分の活動や成長に強い関心を持つようになります。

現代人の不満の原因!不足する所属欲求と承認欲求について

今現在の日本では、大半の方が「生理的欲求」「安全欲求」を満たすことができる社会になっています。きちんと食事をとれますし、安心して布団で眠ることができます。この2つの欲求は概ね満たされています。この2つが満たされると、次の階層は「所属欲求」と、「承認欲求」です。

ですが、不満因子がフツフツと煮え立っている社会の様子をみると、「所属欲求」と「承認欲求」あたりでつまずいている方がように思っています。

アブラハム・マズローが唱えた「世界を平和」に導くための、6つ目の欲求段階説についてはこちらをご覧くださいね。

YoutuberがUUUMに所属する理由を考察!人が芸能事務所に集まる理由とは?

たくさんのYoutuberが「UUUM」に所属する理由の1つは、「所属欲求」だと思っています。Youtuberは一人でできる職業なのに、わざわざ企業に所属するわけです。もちろん、UUUMがすごい会社であるのは言うまでもありませんが、一人でクリエイティブなことをするよりも、「UUUMに所属する」ことで所属欲求を満そうとする気持ちが理由だと思っています。

ちなみに、売れているYoutuberがUUUMを退所する理由として、「手数料が高い(UUUMの取り分)」と言われていますが、もちろんそれもあるかもしれませんが、僕の考察では「自分が有名になったことで人だかり(≒コミュニティ)ができて、UUUMに所属をしなくても所属欲求が満たされた」からだと思っています。潜在的な部分でそのような気持ちがあるのではないでしょうか。

UUUMに所属すれば、ヒカキンさんと同じ事務所にいるという自己承認欲求も満たされます。UUUMという会社は、Youtuberたちの心を満たす存在でもあると思っています。

芸能事務所はタレントの所属欲求と承認欲求を満たす希望の存在になるべき

UUUMがYoutuberの希望を創っているように、芸能事務所もタレントの希望になるべきだと考えています。タレントの所属欲求や承認欲求を満たすためにも、ファンクラブの立ち上げはオススメです。才能ある子は自分でコミュニティを起ち上げて、独立してしまうかもしれません。

ファンクラブはタレントからすると、ひとつの目標であり、ステータスでもあります。タレントは、自身がコンテンツでもあるため、相性はとても良いです。

オンラインサロンのような形をとれば、以前よりも簡単にファンクラブが作れます。これからはタレントがカジュアルにファンとつながる仕組みづくりが大切になります。マネージメントの負担を減らして、ファンクラブ運営を手軽にするためにはオンラインサロンは最適なプラットフォームです。

個の時代のビジネスモデル!Youtubeとオンラインサロンどっちがいいの?

個人がブランド化する上で必ず検討のテーマとして挙がる、Youtubeとオンラインサロン。この2つはどっちがいいの?と質問をされることがあります。

基本的に、この2つはマネタイズの仕組みが違うということを覚えておかなければなりません。

  • Youtube⇒広告収入
  • オンラインサロン⇒ファンからのダイレクト課金

このようにマネタイズをする相手が異なります。ですから、余力があれば両方やった方が良いでしょう。

但し、プラットフォームが持っている性質上、Youtubeは「認知は広がるけど人気に直結しない」という課題があります。反対に、オンラインサロンは「認知は広がらないけどコアなファンと濃厚接触できる」という強みがあります。

タレントの状況やブランディング戦略によっても使い方は異なってきますので、シナジーマップを活用して作戦を練ると良いと思います(戦略を可視化するシナジーマップについてはこちらにまとめてあります)

Youtuberもオンラインサロンを始めています。以前、Youtuberがオンラインサロンの相談をされた時にまとめた記事はこちらです。コンテンツの作り方の違いなどをまとめています。

最後までお読みいただきありがとうございました。