【失敗知らず】コミュニティを作る理想的な手順とは
最近はコミュニティブームの波がやってきて、多くの方がコミュニティを作ることに関心を持っています。そして、たくさんのコミュニティが形成されています。
ですが、コミュニティ運営は会社経営と同じように難しいということに気がついている人が少なく、コミュニティを始めて1年足らずで閉鎖に追い込まれているコミュニティーをたくさん目にします。
なぜ、このような状況になってしまうのかというとコミュニティーを作る順番を間違えているからです。
例えば、テレビ業界を例にすると、テレビというプラットフォームが先にあって、そこに番組の企画や、タレントさんを当てはめていく作り方をします。その結果、テレビの存在感がどうなったかといえば、徐々にインターネットにシェアを奪われて、テレビの存在価値が緩やかに低下しているのが状況ですよね。
これと同じようにコミュニティという箱を作ってから、企画や人を当てはめていくやり方は、テレビと同じように好ましい流れではありません。
ではどのような順番でコミュニティを作ればいいかについて、これから解説していきますね。

コミュニティを作る正しい順序
- 世の中が良くなる
- めちゃくちゃ面白い
- 今までになかったこと
- とんでもなく大きなプロジェクト
などのような夢的なもの(=「旗」と呼ぶ)がある
↓
旗に多くの人が共感を寄せる
↓
共感した人たちの間でコミニュケーションが生まれる
↓
コミニュケーションをするためにもっと効率的な場所が欲しくなる
↓
必要に駆られてコミュニティを作る
これが理想のコミュニティを作る流れです。人が集まり、人が語るための場所としてコミュニティが形成されるのが好ましいです。
これまでの流れを踏まえて見えてくるのは、秋本康さんが作られたAKB48のスゴさです。
AKB48はまさに理に適った作り方をしていて、テレビという箱にこだわらずに、先に企画と人(アイドル)を集めて、秋葉原のステージでデビューをさせています。
そして、そこに熱狂的なファンが集まり、コミニュケーションが生まれAKBを中心としたファン(オタクが集結)コミュニティが形成されました。その後は、コミュニティの力を上手に活用して、総選挙や様々なファン活動を実施しています。
話を本題に戻すと、上で説明をしたコミュニティを作る手順であれば、旗に共感したメンバーが集まっているので、すでに居場所として求められていて、コミニュケーションも活発になっている状態でコミュニティをスタートできますので、無駄な苦労や苦しみがありません。
ところが多くのコミュニティは、箱から作ってしまい、人を寄せ集めて、そこに対してコミニュケーションが活発になるように「活発になれー、活発になれー」と願っているような状態。このような作り方をしてしまうからコミュニティー運営に苦労をしているコミュニティーマネージャーが多いのが実情です。
コミュニティを運営するというのは今は流行なので、思わず箱から作ってしまいがちですが、コミュニティを作る順番を間違えてしまうと盛り上がらないコミュニティーになってしまいますのでご注意を。
あなたが、コミュニティをどうしても作りたいよ!という場合は、箱から入らずに、あなたの旗を決めて、そこに共感する人たちを探してみてください。その人数が30人を超えたらコミュニティとして設計を始めるといいと思います。
以上、現場からでした!
最後までお読みいただきありがとうございます。